今回は薪ストーブをお使いの皆さんに、
薪の消費を抑える工夫の一つとして、より暖房効率を上げる方法を紹介します。
広いお部屋だとなおさらですが、薪ストーブから離れた場所はひんやりしてしまう・・・
エコファンとは?
薪ストーブによって作られた暖かい熱を効率よく部屋に循環させるためのファンです。
このファンの凄いところは、電池もコンセントも必要なく、ストーブの熱を使って自家発電する優れもの。
今回購入したエコファンは、「ファイヤーサイド」(FIRESIDE)の取り扱いの物です。
今回購入したのは、『エコファン ウルトラエアー』
軽くて持ち手もあって、ストーブの上で持ち運びもラクラクです
【製品仕様】 カナダ製 材質:アルミ製 保証期間:1年
エコファンのモーターは消耗品で交換が必要です。モーター交換時期(約4~5年程度)
モーター&羽根もそれぞれ交換キットを販売しています。
タイプが3つありますが、より風量が欲しい方は「エアーマックス」がおススメです
タイプ | 作動温度 / 仕様 | 風量 | サイズ | 重量 | 価格(税別) |
エアーマックス | 85~345℃ / 高温仕様 | 297㎥/h | W140×D109×H247mm | 1093g | ¥23,000 |
ウルトラエアー | 100~345℃ / 高温仕様 | 212㎥/h | W140×D102×H223mm | 765g | ¥16,000 |
ベルエアー | 75~200℃ / 中低温仕様 | 238㎥/h | W160×D90×H150mm | 930g | ¥23,000 |
エコファンの特徴
暖かい空気が効率よく循環していきます。空気の循環を生み部屋の隅々まで広がります。
我が家は吹き抜けの天井部分にシーリングファンが設置されていますが、暖かい空気を天井に当てて階段から下に循環していましたが、その空気を足元などに広く循環できていませんでした。
このエコファンの設置後、ストーブから一番遠いキッチンの足元のひんやり感をなくしてくれました。
効果を証明済み!
薪ストーブを焚いた2つの同環境の部屋を用意し、Aの部屋はそのまま、Bの部屋にはエコファンを使用して室内温度を測定。Aの部屋は熱の層ができて床付近の温度が低かったのに対し、エコファンのある部屋Bは空気がかくはんされ均等な暖かさとなり、31%室温が高くなったという結果が出ています。(17~20℃到達率)
ファンの回転が温度管理の目安になる
画像引用:ファイヤーサイド株式会社
ファンの回転速度が温度管理の目安になります。(簡単に言うと”温度の見える化”ですね!)
温度に合わせて回転のスピードが変化。ストーブから離れていても薪をくべたり空気調整のタイミングが予測できます。
エコファンの使用方法
- 火が入った状態のストーブ上に、エコファンを置くだけで簡単です。熱を感知したら電気が自動で作られ、モーターが動いてゆっくりと羽根がまわり始めます。
- エコファン ウルトラエアーの作動温度は100~345℃です。作動温度を超える高温で使用はできません。高温になる中央や煙突前は避け、ストーブトップの端に置いて使用するようにしてください。
エコファン使用後の効果は??
『一番寒いと感じていた場所で効果がありました!』
ただし、一定の温度※で長時間回した場合に部屋全体が暖かくなります。
※一定の温度とは、300℃以上320℃未満(高温すぎると、モーターが故障するため)
我が家の場合はキッチンが一番ストーブから遠く(約3m)、ストーブの前は暖かいのに、キッチンが寒い!エコファンを回して、一日の温度を実際に測ってみました。
エコファンを回す前の生活は、キッチンが一番寒く朝や、ストーブを焚いていない状態で15℃前後です。
現在はエコファンを24時間フル稼働させています。その結果、1日を通して20℃から温度計が下がりません。起床時も、20℃前後!!この暖かさは本当に助かります
エコファンのメリット
- 軽くて持ち運びしやすい
- 部屋全体の空気を循環させることができる
- 電源が不要
- ファンが高速回転した時にも静音
- 薪ストーブから離れた場所も暖かくなった
- 石油ストーブでも使用可
エコファンのデメリット
- サーキュレーターの方が威力はある(電気代はかかりますが…)
- 温度が低いと、そよ風程度
- たくさんの類似品が出回っていて、どれを選んだら良いかわからない
- ストーブの温度管理をキチンとしないとエコファンが適正に回らず、暖房効果が実感しにくい
- 掃除がめんどう(汚れてきた際は小さめのクイックル等ですき間の掃除が必要)
エコファンの類似品に注意!
商品検索すると、エコファンのコピー商品が非常に多いので、注意です
ストーブファンなどと名前を変えて販売していますが、オリジナルは『エコファン』です。
安い物だと3,000円台から販売されていますが、中には耐久性がない物や、ファンの回る音がうるさかったり、粗悪品があるようですので、お気を付けください。
少し高くても、オリジナルの『エコファン』を選ぶのがおすすめです!
まとめ
ストーブファンを購入してすぐに使用開始しましたが、今のところ我が家ではとても活躍してくれています。
特に妻がキッチンのひんやり感を訴えていましたが、それが解消されたことが一番のメリットでした。足元まで完全にひんやり感を消すことはできませんが、1日を通して一定の温度を保てるところは、購入して良かったと感じました。
\最後まで読んでいただき、ありがとうございました!/