薪ストーブユーザーの皆さん、薪屋のごめさんです!
【薪を乾燥記事を追記しました!】
薪割りもひと段落して、乾燥用薪棚へ移動させて梅雨対応完了!
長野もそろそろ桜が散り、新緑の季節になりますね。暖かさが嬉しいです。
そんな季節になり、薪ストーブの出番が少なくなりつつも、朝晩はまだ寒いので火入れをしています。
前回から、薪づくりをお伝えしていますが、とうとう薪づくりも最終段階を迎えてきております。今回は、薪作業ラストの山場である「薪割り」をしています。
10トンのナラの材木と、3日間戦った『奮闘薪割記』をお伝えしていきます!
前回までのあらすじ
前回は玉切りの様子をお伝えしましたが、10トンもの玉切りもなかなかの量でした!
チェーンソーも2台駆使して毎日少しづつ約2週間程かかりました。
そして玉切りを積み上げた壁は全長約15m×3列と圧巻の大きさ。
今までにない量だと実感‥‥
その時の様子は薪づくり『玉切り作業終了』をご覧ください!
https://326-woods.com/2021/02/12/cutwoods/
薪割り機のリース
今回は近所の農機具販売を行っている、佐久市:ホクタンさんで大型薪割り機を4日間リースしました。
エンジン式大型薪割機の中でも破壊力22トンと、桁外れのパワーもつアメリカ製ブレイブシリーズ!
さすが!どんなに硬い木でも一発KOです!
軽トラの荷台にもちょうど積載できるので、耕運機と同じ感覚で移動できるのです。
また操作も比較的簡単で約65センチまでの長さの薪に対応できます。
薪割り機は、購入資金やメンテナンス・保管場所等を考えると、リースをした方が断然安く済みます!ただし、薪割りをリース期間内にまとめて割るという重労働が、体力的に大変かもしれません。
薪割器のレンタル料金っていくらかかる?
薪割り機レンタル料は、日割り計算なので安心です。天候が悪い場合は事前に連絡しておけば日にちも変更してもらえます。
【レンタル料金:3日間】
\12,000/1日目 + \2,000/2日目 + \2,000/3日目
合計:\16,000(税別)
いよいよ薪割りスタート
このブレイブの薪割り機のいいところは、縦割りも横割りも両方できるんです!
私は垂直に立てて薪を転がしながらセットして腰の負担を軽減しています。横割りの場合は軽トラに乗せた玉切りを転がしてセットできるんです!重い木をできるだけ簡単な力で割りましょう!
家族で薪割りを楽しもう!
ここで助っ人登場
義父が薪割りに参戦~!薪割りはみんなでワイワイやるのが楽しいんです。
今回は玉切りも一人では太刀打ちできないくらいでしたので、義父にお手伝いしてもらいました。2時間くらい作業してはコーヒーブレイクしたり、暑い時にはビール飲みながらやったら最高です!
なんとか1日目が終了…半分以上は割ったかな…体の至る所が痛い。
薪割りを全集中でやっていると、薪が足等に当たったことを気が付かないで作業着を脱いだ後に足がアザだらけなってることが多々あります。それだけ集中してるんだな。。。
あと1日で余裕で終わるなぁ。って甘い考えでした。
2日目 → またまた強力 助っ人登場
小4の息子が参戦!!さらに作業スピードは上がりました!子供にも薪割りはとても良い経験になると思ってお手伝いしてもらっています。機械だから、男の子は特に興味があるようです。
バイト代出るぞ!~と言ったら喜んでやってくれました…(笑)
10トンの壁は厚い!永遠に丸太が消えない・・・
着々と作業は進んでいきます。当初残りが3分の1もないと思っていたのですが・・・
あれ?どんなに割っても割っても・・・汗;
おっと!?地面から湧いてくるように丸太が減っていかない・・・汗汗;
どうなってるんだこの薪の量は!!10トンの量を甘く見ていたのは自分だったようです。
途中、息子氏飽きる。(苦笑)
軽トラの荷台で遊んでひと休み・・・さぁ~、もうひと頑張り!
最後のゴールで見れる『薪景色』
とうとう最後!10トンの原木を全て割り切りました!
天候も悪くて実質2日で10トンの薪割りが終了しました。割りは中割~大割が多いです!改めて眺めると、すごい量です!軽トラで計算すると約40~45台分はあるかな…
保管する場所は、風通しも良くてお日様も1日中当たるところなので、今シーズンには余裕で乾燥できます。
先日、薪のプロから教えてもらった、半年かからずに乾かす裏ワザに感動したので、後日実験してみたいと思います! (次回また記事にしますので、お楽しみに♪)
【追記】 乾燥用の薪棚へ移動
割り終わった薪を2週間ほど、天日+雨のおかげで割った表面の樹液が落とされてより薪の中まで乾燥が早く進んでいきます。
中にいる虫さんたちもこの時に逃げて行ってくれるんです!割ってすぐに薪棚に入れるとカミキリ虫達が木の中に潜んでいるので…
簡単にDIYした薪棚へ薪をどんどん積んでいきます。1つの薪棚におおよそ軽トラ3台分は収められます
続いて、パレットにも同じように薪を積んでいきます!
パレットに積むにはコツが必要なので意外と時間がかかります…1つのパレットに軽トラ2台分は積めるかな!
これから雨が多い6月の梅雨時期…
せっかく乾いてきている薪を濡らさないためにもひと苦労することで乾燥がさらに進みます!
【追記】 薪を乾燥させるためのひと工夫
全ての薪を薪棚&パレットに積み終わる頃には6月に入って梅雨がすぐそこ!
そこで用意したのが 『農業用ポリ=畑のマルチ』と呼ばれるもので、
畑に野菜の苗などを植える時に使う塩ビ製の厚手ビニールです!
- ビニールの厚さが重要で、0.05㎜×2枚かけて薪を雨から守ります。あまりにも薄いと紫外線ですぐに穴が開いてしまうんです。
- 薪の状態が分かりやすい透明色がおススメです!
農業用ポリは、インターネットでもポチれますが近くのホームセンターや農協などで一般的に売っています。
薪棚にかけるとこんな感じ↓↓↓
ビニールが飛んでいかないように一番上には太い薪を置いておくと大丈夫!太い薪は乾燥も早く進んでいきます!
パレットも同じようにビニールかけていきます
ビニールを覆う時には2人で作業する事で効率よく&楽しくワイワイしながら進んでいきます!
あとは1ヶ月毎に薪の乾燥状態を確認する為、薪用の乾燥計測機を使って測定します。
皆さんに乾燥した良い薪を届けるために!
まとめ
10トンの原木というのは、自分が思っていた以上に手ごわかったです。よい修行になりました。
自称薪マニアの326Woodsは、お客様の為に汗と傷を作りながらも楽しく薪割りしています。より手間暇をかけるので、どうしても数量が限定されてしまいますが、来シーズンは昨年よりも多めに配達ができそうです!
今回全身筋肉痛になりながら10トンをやっつけましたが、何と言っても薪ストーブで火を燈した時、癒される炎が広がる・・・。そんな瞬間に、苦労も一気に吹き飛ぶのです!
今回山積みにした薪は、1ヶ月程度このままにして表面の樹液などが雨で流れて、より乾きやすくなります。それから簡易薪棚へ積み上げていきます。
薪づくりの続きは、最終的に薪棚へ積み上げた時の様子をお伝えしようと思います!
乞うご期待!読んでいただき、ありがとうございました。