こんにちは! 薪の配達で大忙しの薪屋のごめさんです!
一段と寒くなって薪ストーブの炎で毎日癒されています…いつも薪ストーブの前から動けなくなるのは私だけ?
冬になると改めて薪ストーブの存在価値が大きいのを感じます。
一番大切な焚火の3箇条
まず焚火をする上で必ず守らなくてはならない事をお伝えします!
キャンパーも薪ストーブユーザーも炎を扱う心得(マナー)として
周囲に迷惑をかけること=自然を破壊することに直結します。
- 地面の直火は絶対にやめましょう! (直火で焚火をすると何千年も後に残ります…縄文時代の焚火跡が出土するのと一緒で)
- いつでも消火できる準備をしよう! (水入りバケツや消火器等を用意して火が燃え移った時に対処しましょう)
- 風が強い日はやめましょう! (火の粉を見えないところまで飛んでいきます、山火事の原因にもなります)
キャンプで目的に合った焚火をしよう!
焚火の基本ベースを作る!
まず焚火の土台となる基本ベースを作ります。
準備する薪は、大・中・小の3種類に割った薪を準備します、もしなければ大・小だけでもOK!薪の種類は特に決まっておりませんが…ごめさんおススメの種類は、
大割/中割…広葉樹 小割…針葉樹 を使うと簡単に着火ができると思います。
針葉樹はタールが含まれているので短時間で高火力を作り出すことができます!
焚き付けの基本は、細く割った薪を4本程度ずつバッテン印のように組みます。もしあれば樹皮等を一掴み程度その上に置きます。
焚き付けで意識する事は、空気が通ることが一番重要です!
キャンパーの中には木をたくさん使っている方もいますが、空気を通してあげる事で少ない焚き付けで十分な火力を得ることができて燃料も節約ができます。
炎がキレイな組み方(一般的な焚火向き)
キャンプなどで最も一般的な組み方のひとつ!基本ベースの上に中割の薪を2本置き、その周りに円錐状に大割の薪を数本組んでいきます。
炎は高く上がる半面、鎮火も早いです。周囲を明るくしたり森の猛獣たちを追い払う効果もあるようです。焚火における理想の炎と呼ばれるものです。
周囲は明るくなって大人数の時に炎を囲んで語り合うには最適な薪の組み方ですね!
キャンプファイヤー向きの組み方
基本ベースの上に縦→横、交互に複数段組んでいきます。井桁組みとも言われています、最初の着火はしにくいが、全体に一度火がついてしまうと大きなを炎を作り出してくれてキャンプファイヤー向けの組み方です!
ただ薪の消費スピードはとても速いので、短時間のイベント用としての炎を楽しむために向いています。
料理向きの組み方
枕木を2本下に置き、その上に中~大割の薪を一定の隙間をあけて置いていく。
少々雨が降っていたり地面が濡れている状態でも焚火をすることができる優れた組み方、
トップの薪の間隔を調節する事で火力をコントロールするのが容易で、
安定的な火力が作り出せるのでキャンプ飯を作る時には最適です
バーベキューやスキレットなどを使う調理台などでは火を熾火にして楽しめます!
身体を暖める炎をつくる組み方
ブッシュクラフトなどでも紹介される本格的な焚火の方法…特に冬キャンプでは暖を取ることがとても重要になってきます。
風上に数本の薪を立てて風を防ぎ、反対側で火を熾すことで長時間の焚火で暖を取ることができます。内側が炭になってきたところで薪を追加していく事で暖かさと火が消えてしまうのを防ぐことができます。
焚火を使った簡単キャンプ飯
やっぱりキャンプにきたら焚火と一緒にキャンプ飯を作りたいですよね!
いきなり難しいキャンプ飯に挑戦するよりも
子供と一緒にできる簡単なものから挑戦してきましょう!
【準備するもの】※道具と材料の2つだけ!
- 冷蔵肉まん(甘まんでもOK)
- ホットサンドメーカー(肉まんが挟めるサイズ)
【調理方法】
- ホットサンドメーカーに肉まんを挟む
- 焚火が熾火になったところへ置く
- 片面を約5分くらいを目安に両面焼く
- 少し焦げてきた匂いがしてきたら出来上がり!
まとめ:やっぱり焚火は楽しい!
ひと言で『焚火』と言っても様々な薪の使い方(組み方)がありますが、
それぞれの目的の使い方を知っていると、より楽しく焚火ができると思います!
薪ストーブの炉内でも組み方を工夫する事で使用する薪の消費量を抑えたり、
火力を強くしたりと自由に炎を扱うことができます。
是非、家族や恋人と冬キャンプで焚火を楽しんでみてはいかかでしょうか。
次回は、ちょっと早いですが来シーズン用の薪になるナラ原木を仕入れ状況をお伝えしようと思います!ご期待ください!