薪ストーブ

【薪ストーブ煙突掃除の方法】自分でメンテナンスしてみよう!

おひさしぶりです、薪屋のごめさんです!

すっかりひさしぶりの記事更新になりました。

夏も終わりに近づいてきていますが、残暑が厳しそうですね。

薪ストーブユーザーの皆さんは、薪棚で薪を乾燥させている頃でしょうか?

 

ごめさん
ごめさん
割った薪が薪棚にギッシリ入ると、冬に備えて満足感と安心感がありますよね…それは私だけ?
薪ストーブユーザー
薪ストーブユーザー
わかります!私もごめさんの気持ち共感できますよ!
ごめさん
ごめさん
なんと、今回は自分で煙突掃除に初挑戦しました!様子をお伝えしますね。

屋根に上っての掃除は、自分では難しいと考える方が多いですが、意外と簡単な作業でした!

薪ストーブユーザー
薪ストーブユーザー
スゴい!高所恐怖症の私にはできない…
ごめさん
ごめさん
高い場所からの煙突掃除は危険も伴うので、業者にお願いする方も多いですが、作業としては簡単なので、自分で煙突掃除されている方もいらっしゃいます。ただし、しっかりと安全対策をしてから行ってくださいね!

事前に調べておくこと

まずは『煙突サイズ(全長・内径)』を必ず確認しましょう!

そして『サイズに合った煙突ブラシ』を購入しましょう!

確認する方法は、薪ストーブの施工業者へ問い合わせて聞いてみるのが一番ベストです。

煙突内径は重要で清掃するブラシの大きさに関わってくるので正確に調べましょう。

 

一般的な煙突内径サイズは4種類

φ130mm  φ150mm  φ180mm   φ200mm

 

煙突の構造も、断熱材入りの二層構造から一層構造をいろいろとありますが、

内径サイズが分かれば特に問題ありません。

『煙突ブラシは2種類の素材』

 

ポリプロピレン製

…一般的なススであれば十分に取れます。(今回はこちらのブラシを使用)

 

ワイヤー製…固形のタールが付着している場合のみ使用する

煙突内部の金属を傷つけてしまう恐れがあるため要注意

 


煙突掃除に必要なもの

・ゴム手袋(軍手) ・新聞紙  ・ゴミ袋(45Lサイズが良い)

・養生テープ    ・養生シート(ゴミ袋でも可)

・煙突ブラシ(必ず煙突サイズに合ったものを用意)

・ロープ(屋根から落ちないように体に縛り付けます)

・脚立(屋根に登れる長さのもの)

 

事前に用意するものは、ほとんどご家庭にあるものです!

煙突掃除はススなどで真っ黒になってしまうので、汚れても良い服装と使い捨てのものを選ぶと良いでしょう。

そして脚立やロープは、安全の為にも必ず使用しましょう!

さて!準備するものがそろったところでいよいよ掃除スタートします!

実際に掃除してみよう!

周辺の養生作業

まずは薪ストーブ周辺を新聞紙・養生シートで覆います。ススなどが飛び散った場合に、悲惨な状況にならないためにも養生作業は大変重要です!

塗装用の養生シートを使用すると、テープも一緒に付いていて使いやすいです。

煙突の取り外し

薪ストーブから屋根に伸びている、一番ストーブに近い部分の煙突を取り外します。

煙突の取り外し方は上下のフックを取り外し、煙突を持って時計回りに回すと外れます。

煙突はススなどで外れにくい場合ありますが、ある程度強引に外しても大丈夫です!

煙突から内側を覗くと、約1センチくらいのススがたまっていました!

タール状ではなく手で触ると表面はサラサラのススでした。

燻煙火災を起こすタール状のススは、ベトベトしていて素人では取ることができません。

外れた煙突にゴミ袋をスッポリと被せて、養生テープでしっかりと固定します。屋根からブラシで擦って、落ちてくるススをゴミ袋へキャッチ。

 

いよいよ屋根に登ります!

ここまで準備ができたらいよいよ屋根に登って、煙突上部からブラシを挿入します!

屋根に登る際は、必ず安全用にロープを腰に巻いて使用しましょう!

可能であれば、2人作業する事で脚立を支えてもらったり、安全にスムーズな作業ができます。

煙突の根元にロープをくくりつけておくと、バランスもとりやすく作業しやすい!

屋根に登ると普段とは違う目線で眺めがとても良かった~。高所恐怖症でなければ、景色も楽しめる!

煙突の最上部には害鳥用にカバーが取付けられています。色々な発見があっておもしろい!

長年使用してない煙突の場合、カバー内部にハチの巣があることもあるので、注意しましょう!

 

内部の網にはススがびっしり付着…

これは!想像より付いていました!

ホウキやブラシで擦ってもいいのですが、一番簡単な方法はブロワーなどで吹き飛ばすと簡単です。マスクや保護メガネをしてくださいね!

煙突ブラシを挿入

適正サイズのブラシを先端に取り付けて、ポールを一本ずつつなぎ合わせていきます。

煙突の最下部まで、ひたすらつなげて下げます。

ポールを時計回りに回転させながら挿入していくと、煙突内部に付着したススがブラシに当たり、キレイに落ちていきます。

私の煙突の場合は全長約6mくらいあって、全てつなげたときにはかなりの力と重量がありました。

ロッドテック様HP参照

必ず時計回りに回しながら煙突内部に挿入していきましょう!

逆回転させてしまうと煙突内部で先端のブラシやポールが外れてしまい、取り出せなくなってしまいます。

最後に煙突をのぞき込むと、薪ストーブまでの煙突がキレイになっているか、

懐中電灯などを使って煙突内部をチェックしてみましょう!

 

煙突掃除終了!

煙突ブラシが最下部まで届いた時点で、煙突掃除が完了!

ブラシを引き上げる時には、回転させずにポールを1本ずつ外していきましょう、

そして最後に室内に戻ってススがたくさん入ったゴミ袋を回収・・・・

慎重にススを回収しないと、室内にススが飛び散る大惨事になります!(笑)

とてもサラサラのススが取れました!大人が両手で持てるくらいの量でした。

薪ストーブの焚き方や、炉内の温度管理が良いと、ススの付き方も少なく簡単に作業を終えることができます。

 

『ススやタールが少ない一番の理由は…薪をナラしか使っていない!』

 

是非、皆さんもナラの薪を使ってみてください。

薪ストーブや煙突の寿命やメンテナンスにも大きく影響してくるんです!

ナラの薪をおすすめするワケは…こちらの記事を読んでみてください↓↓↓

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まとめ

今回は初めて煙突掃除に挑戦しましたが、準備と作業は比較的簡単にできました!

もし煙突掃除に挑戦する方がいましたら、屋根に登るなどの高所作業なので安全第一で2人作業で必ず行ってくださいね。

また個人的に煙突掃除も毎年ではなく2~3年に一度のペースで問題ないと思います。

今回の煙突掃除は2年ぶりに行いましたが、写真でも分かる通りサラサラのススでした。

 

これから初秋に入り、軽井沢では一気に気温が下がる日が出てくると思います。

そんな時は薪ストーブに火入れして、冬の下準備をするのもいいですね!

 

薪ストーブのお掃除がまだ済んでない方は、

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また次回はいよいよ薪の仕上がりをお伝えできると思います。お楽しみに!