皆さん、ご無沙汰しております!薪屋のごめさんです!
いよいよ夏本番の8月になります、暑さにはめっぽう弱い私です…
東京でサラリーマンしていた時はこの時期が嫌で嫌で仕方がなかった、
長野へUターンしてからは東京の蒸し暑さからは解放されました!
薪ストーブの適した薪のサイズとは?
薪ストーブには大きいものから最近ではアウトドアで使う小さなサウナ用薪ストーブまで様々です。
私が販売している薪の長さ40㎝は、一般的な薪屋さんで販売しているサイズに合わせています。(恐らく薪ストーブで一番使いやすいサイズなのかも?)
大体の薪ストーブでは使用することができますが、小さな薪ストーブでは炉内に入れるのに斜めに曲げないと入らないサイズかもしれません。
長い薪のほうが効率よく燃えてくれていいと考えがちですが、薪の長さは薪ストーブの大きさに関係ないんです。
私も割った時の薪の太さ(大割・中割・小割)にこだわってきましたが、
実は薪の長さも大変重要であることが分かりました…
私の薪作り基本バイブルである 晶文社「薪を焚く」 から教わりました!
こちらの本は薪に関わる先人達の歴史から道具まで様々な観点から薪を見ています。
今年度はすでに40㎝・特注サイズ35㎝と2種類で作っていますが、来年は長さも改めて考えようかな…勉強したことを実践することはとても重要ですよね!
もし興味がありましたら是非読んでほしい本です!
薪の長さに規格があった!(北欧など)
薪ストーブの発展が世界一だと言われる北欧では薪の長さ・太さに国によって規格があります。
日本では今のところ厳しくきまった薪の長さや太さの規格はありません。
(私自身、業者によって取り扱いの長さが違うのには前々から疑問を持っていました)
では早速、北欧の薪サイズ規格を見ていきましょう!
①薪の長さ:30㎝
②割った時の薪1辺長さ:約7~8㎝
③含水率:20%以下
北欧の規格をみて改めて思ったのが薪の長さは30㎝以外は認められないということです。
含水率を重視してきた私として北欧ではとってもシビアな数値になっていました!泣。
実はこの規格には北欧の先人達が経験や工夫から最終的に計算されたサイズなんです。
薪の規格 =『燃えやすい薪』
最終的に薪なんて燃やすんだから規格なんて関係ないでしょ?って感じる方もいると思います。
私が考える理想の薪は、『燃えやすい薪』と『火持ちがいい薪』です。
今まで含水率と木の種類で決まると思っていましたが、
実は薪の長さや割った時の一辺の長さも深く関係していました。
この規格で薪を作ると自然と『燃えやすい薪』が作れます、
よく燃える要素の一つとして、酸素と広面積で触れることが条件で短い時間で薪ストーブの炉内を高温にできます!
高温になったところで薪ストーブの吸気レバーを絞れば長時間高温を保つことができます。
薪ストーブには熱の負荷をかけずに長時間薪の炎を楽しむことができます。
来年は薪の規格に挑戦!
326-woodsは今まで40㎝の薪を作っていましたが、
来シーズン用薪は北欧規格の30㎝薪に挑戦しようと思っています!
今まで購入していただいた方には薪の規格を理解していただき、
全体の体積的には変わらないところで購入いただければ嬉しいです。
また一つ理想の薪作りに近づいた気がします。