薪づくり

【薪づくり】薪を早く乾燥させるには?

こんにちは、久しぶりに薪づくりの近況をお伝えできます!

今シーズンの薪割りが終了しました!

梅雨前に全て終わらせたかったけれど、なかなか時間が取れず

こんな時期になってしまいました…泣。

乾燥段階で準備している薪は、約50トンくらいです

これから初夏から秋にかけて乾燥がグッと進むと思います!

風通しの良い場所だから、森の中や住宅地と違って乾燥スピードが想像以上に速い!

天日乾燥の薪は時間がかかります、強制乾燥は暖房機器を使って乾燥させていますが

天日乾燥は、ナラ木の香りと炎の音を感じることができます。

是非、326-woodsのナラ材の薪を試してみてください!

ごめさん
ごめさん
今更ながらですが、少しずつ自分の作っている薪の良さをお客様へお話できるくらいになってきました。
ごめさん
ごめさん
今回は割った薪を少しでも早く乾かす、ちょっとしたコツを教えちゃいます!
薪ストーブユーザー
薪ストーブユーザー
ほぉ~さっそく聞かせてもらおうじゃないか!

 

まずは木を選ぶこと!

原木の伐採時期

皆さんも知っている通り、木も生きています…

森の中で葉を広げて二酸化炭素を吸収して、生命に必要な酸素を出してくれます

薪を作るのは木の命を頂くことを常に忘れてはならない…

森を守るために間伐した木を使っています。

木も成長する時期(水を吸う)と休眠時期(水を止める)があります。

 

木が大地から水を吸い上げる時期=4月~9月
水の吸上げを止める時期=10月~3月

 

原木を調達する際は、10月~3月に伐採した木を選んでください!

 

木が水分を含んでいるとメリットとデメリットがあります

メリット 薪割りするのが楽!水分を含んでいると弾力があり刃を入れるとスッと割れてくれる
デメリット ①薪の乾燥期間が長くなる ②虫が入りやすい

木をいつ伐採したか少し気にしてもらえると良い薪ができる一歩かもしれない!

木の種類を選ぶ

木にも色々な樹種があります、

薪ストーブは広葉樹が絶対にいいとか、伝説的な言い伝えがありますが、

実は今の薪ストーブはどんな木でも燃やすことができます。

薪を作るにも樹種を選ぶことで乾燥期間を短縮することができます、

乾燥期間が短い=火持ちが短い と考えてください。

逆に言えば、乾燥期間が長い=火持ちが良い となります。

 

私は自宅用としての薪は、

広葉樹ミックスの太割と針葉樹の細割の薪を使っています

広葉樹ミックスの太割は約半年くらい、針葉樹の細割は2~3ヶ月で乾燥します

特に燃やす樹木にこだわりがなければ、他の木でも試してみるのもいいかもしれません。

私が楢木にこだわるのは他の樹木にはない、香りを楽しむためもあります。

 

乾燥させる場所

薪を乾燥させる場所はどんなところでしょう?

皆さんはご自宅のどんなところに薪棚がありますか?

実は薪を早く乾燥させるために決まった置き場所があります!

薪を置く場所

①半日以上、日の当たる場所(当たり前!)

②ジメジメ湿気のない場所(苔が生えてる場所は絶対ダメ!)

③風通しの良い場所(雨にぬれても、風通しがよければカビない!)

④薪を東を向けて積む(できるだけ薪に日が当たるように)

⑤薪を密に積みすぎない(ネズミがすり抜けられる位の隙間を空ける)

全部守る必要はないけれど、最低2つ以上は守ってもらえると

少しでも乾燥が早くなるかもしれません!

(ちなみに、私は全て実践して薪を乾燥させる場所を慎重に選んでます)

薪に愛着をもつ

1度でも薪づくりをしたことがある人なら分かりますが、

体を張って薪割りした薪はとても大切で貴重ですよね!

薪の一本一本に愛着が湧いてくると思います…(自己満に近いかもしれませんが…)

薪ストーブで焚いた時も、

炎の見え方や癒され方もちょっと変わってくるのかなと思っています。

いつもお客様の癒される姿を思い描きながら、

暑い中、たくさんの汗をかいて薪を頑張って作ってます!