薪ストーブユーザーのみなさん、こんにちは!
今回は『薪の保管方法』について詳しく説明したいと思います!
快適な薪ストーブライフを送るためにも薪の保管方法を正しく知ることは、とっても重要です!
薪は十分に乾燥しているか?
まず薪棚に入れる前に薪を十分に乾燥させましょう!
薪割りした直後、そのまま薪棚に入れてしまうと薪が水分を含んでいてすぐにカビや虫などが発生します。薪棚に積みたい気持ちをグッと抑えて薪をそのまま放置して雨・風にさらしましょう。
ぐちゃぐちゃに放っておいて、大丈夫!
それで本当に乾くの?と疑問を持たれますが、木の表面の樹液などが雨に洗い流されてより乾燥が早まります。どんどん薪の色が黒ずんでくるのが乾燥の合図。いい感じに乾き始めています。
外観からは十分に乾燥したかどうかは分かりません。薪の水分含有率を調べる『含水チェッカー』を使うと便利です。薪の理想含水率は約20%以下とされています、生木は約50%くらい。硬い木(ナラ・クヌギなど)は乾燥までに2~3年程度、時間がかかります。
※ファイヤーサイドHPより画像引用
薪棚を置く場所のポイント
その薪棚の置き場所はそれぞれのお宅で全然違うと思いますが、保管する上でとても重要なもののひとつです。
薪棚を置く場所としておススメする場所は…
一番に日当たりと風通しの良い場所です。
- 平坦な場所
- 日当たりが良い(南向きの場所)(北向き )
- 風通しが良い(風が通り抜ける場所 )
- 軽トラックなどが出入りできる場所がGOOD
- 薪ストーブに近い場所に設置が便利
- できれば軒天がある場所が好ましい(ダメなら波板等をかぶせる)
全ての設置条件に当てはまる場所を探すのは難しいと思うので、まずは日当たりの良い場所を探しましょう!
薪棚の種類
薪棚は色々なものがありますが、まずは置く場所の寸法にあったものをDIYするか、購入するかのどちらかです。できるだけ簡単にDIYする場合もご紹介します!
- 金属パイプの薪棚(設置場所の横幅が決まっているタイプ)
分解できるのでシーズンオフには物置などに簡単に片付けることができます。
- 2×4材を使用した薪棚(設置場所の横幅に合わせて自由な長さにできるタイプ)
木材はホームセンターで調達しましょう。(店内サービスでカットもしてくれます。)
この薪だなは、設置場所の横幅の長さに合わせることができます。ねじ止めする箇所が8個しかなく、プラスドライバー1つで簡単組立てできるのです。意外と簡単ですよね。
薪棚を屋外のオブジェとして考えるならば、見栄えの良い金属タイプがおすすめ!専門業者に薪棚の製作をお願いすると、かなり高額なお値段になります。
薪棚をDIYしよう!
- コンクリートブロック(穴あきタイプ)を4個準備
- 2×4材を準備 ※コンクリートブロックの穴に入る木材を選んでください
- 木材を長さに切る(2本:薪棚の横長さ 2本:薪棚の高さ)
- コンクリートブロックを設置場所に置いて、必ず水平器で水平をとる
- コンクリートブロックに薪棚の高さに切った木材を差し込む
- 横長さに切った木材をコンクリートブロックに渡して、立てた木材とビスで固定
- 薪を積み上げてみて、不安定な場合は余った木材で柱をビスで固定します。
- ここから先は実際に薪を入れてみたところを後日公開します!お待ちください!
薪棚の設置場所は、平らなことが最も重要です!
DIYの薪棚の組立ては女性でも簡単に組み立てできて、丈夫な2×4材を使うので重い薪でも1.5mくらいまでは積むことができます。
薪棚の屋根は必要?
薪を保管する上で疑問に思うのが、薪棚に屋根や波板を取り付けた方がいいのか?という点です。
日当たりが良いし費用がかかるし、設置しなくてもよいと思われがちですが・・・
薪は『乾燥が命』です!
薪棚には、雨や雪を防げる屋根を設けることをおすすめします。
写真はお客様の薪棚ですが、高性能の防水カバーを付けている方もいらっしゃいました。ナイスアイディアですね!
雨などが多量に当たると、薪ストーブで温度が上がらず燃えずらくなります。せっかくの乾いた薪が台無しになってしまいます…(泣)
薪棚にブルーシートをかぶせる方法もありますが、湿気が内部にこもってしまい薪の表面にカビや虫が発生しやすくなるので、避けた方がよいです。
どうしてもという場合は、定期的にシートを外すことをおすすめします!
もし薪が乾燥しているのに着火が上手くいかない方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。薪だなの保管状態ひとつで、女性でも簡単に着火できる薪に育ってくれますよ。
まとめ
燃えやすい薪を研究した結果、この方法に行きつきました。「薪の保管方法」と「薪棚」についてもいかがだったでしょうか。
とにかく薪は乾燥が命なので、日当たりの良く風の通りの良いところに置きましょう!
薪ストーブ初心者の方がまず初めに準備するのが、薪棚だと思います。個人的にはまずは簡単に組み立てできる既製品を購入した方が無難かなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました