薪の生産が最盛期を迎えて、今はひたすら薪割りする日々
私の場合、お日様を浴びて薪割りしているので作業もお天気次第
地味だけど薪割り工程が一番好き。
体力を使って大変だけど、薪を一番近くで観察できる楽しい時間。
突然ですが、皆さんは薪をどう選ばれていますか?
色々な意見があると思いますが、
良い薪を選ぶこと=薪ストーブの燃焼能力を最大限に発揮すること

薪屋さんとして良い薪を選ぶポイントを教えちゃいます!
薪=乾燥度合いが一番重要
まずは薪にとって一番大切なところから、
どんなに良い広葉樹を使っても、乾燥がイマイチだと全然燃えません。
薪ストーブの燃焼能力以下の熱量しか作れません。
薪は乾燥させることが一番大事です。

薪屋さんはどのように乾燥させているかご存じですか?
まずは人工的に乾燥させるために乾燥機へ入れるやり方と
太陽と風を利用した屋外乾燥するやり方の2通りがあります。
メリット:確実に乾燥ができる
デメリット:ガソリンや電気などの燃料が必要で環境負荷が大きい
メリット:環境負荷が一番少ない。お日様のエネルギーがたくさん入っている。
デメリット:その年の天候に左右される
私は後者の天然乾燥にこだわっています。
なぜなら…お日様のエネルギーもそうですが、
SDGsの点から環境に対してできるだけ負荷が少ない方法を選んでます。

大量生産する場合、どうしても人工乾燥のような方法が使われます。
当社は環境面を考えて重機は一切使いません。
ほとんどの薪屋さんは重機や大型トラックを使って作業や配達をしますが
326-woodsは基本人力です。
なので、大量生産できないのも納得いただけますでしょうか。
どの薪ストーブにも使える薪の長さ
皆さんはどのくらいの長さの薪をお使いでしょうか?
北欧では薪の長さは30センチと決まっています。
①国際規格30センチ(小型ストーブ用)
②40センチ(大型ストーブ用)
今は家の断熱性能も上がり、薪ストーブも小型化しています。
薪を短く少量でも十分な暖房効果が得られます。
ただ薪ストーブの醍醐味である美しい炎を出すには、やはり太くて長い薪が必要になります。
どのお客様も対応できるように両方の長さをご用意しています。

個人的には、30センチの薪をおススメします!
なぜなら…女性にも運びやすい重さとサイズなんです。
どうしても40センチの薪は重くて薪棚から薪ストーブまで持ってくるのに大変です。
薪にする木の種類選び
どの薪ストーブユーザーもどんな薪を使うか、こだわりがあると思います。
「薪」とひと言で言っても、木の種類はいろいろとあります。
基本的にはどんな木も燃やすことができると思っています。
なぜ?
私は薪にナラにこだわっているのでしょうか?
それは……間違いなく「火持ち」です。

どうしても一晩で消費する薪の量は、収穫カゴ1杯は使うと思います。
薪ストーブを1日中使う方は2杯から3杯という方もいるともいます。
ナラの薪は、値段が高いだけでなく薪の消費量を抑えることもできます。
!注意!
ナラの薪は、節約してチビチビ使わないでください!
煙突が詰まってしまう原因の一つが、薪のチビチビ使いです。
焚くときはガッツリ焚く!メリハリが重要です!

