薪づくりの流れ

良質な薪ができるまで

 

生産工程は意外にも時間がかかります。2~3年と長い期間を経て、ゆっくり提供できるまでに育てる薪。

手間や時間がかかるからこそ、薪ストーブと毎日の使い心地をより良く実感していただけます。薪ができるまでの流れを紹介したいと思います。

薪の生産工程

  1. 契約した材木店で、山から原木を切り出す
  2. 原木を屋外で約1年乾燥させる
  3. 乾燥した原木を約40センチに玉切り
  4. 原木を中割程度に薪割りし20日程度放置
  5. 雨風を防ぎ約1年乾燥させる
  6. お客様の薪棚へ配達

 

 

薪ストーブ用『ナラの薪』にこだわる生産工程を大解剖!

①原木の伐採

佐久穂町周辺の山奥から伐採された木を提供いただいています。原木の年齢は約30~50年くらい物が多いので、太い良質な原木です。

木は色々な種類がある中でも、薪ストーブに最適な楢(ナラ)だけを厳選しています。

広葉樹の中でも楢(ナラ)の原木は重さがある分、薪ストーブで使うと大変火持ちが良いのです!ですので、薪はナラ材をおすすめしたいです。

②大型トラックへ積載

パワーショベルで原木を挟みトラックへ乗せます。
簡単に挟んでトラックに載せているように見えますが、木を揃えて乗せるのは実は至難の業なのです。(写真はカラ松)

原木の長さは約2mに切り揃えます。だんだんと薪に近づいてきました。

③木材加工場へ

広い加工場には、様々な種類の木材が並べられています。
表面の樹皮を剥ぐ機械や、木材を薄く切る機械などがあります。

ここでは、約2メートルほどの長さに切り揃えます。必要に応じて、皮を剥ぐなどの工程もします。

④原木のまま保管

伐採した木は、水分を多く含んでいるのでそのままではすぐには使えないのです。

丸太の状態で、加工場の風通しの良い場所で、1年間寝かせて乾燥させています。
楢は重く密度の高い木なのでより長く乾燥させた方が良いので、じっくり乾燥はとても大切です。

薪作りは、道のりが長いですね。

⑤玉切りスタート

1年乾燥させた原木を玉切り(約40㎝)に繰り返しチェーンソーで切っていきます。

チェーンソーは太い木を切る場合と、細い木を切る場合で使い分けます。
重さがあるので、長時間の使用は腕がしびれてきます。

休み休み進めていきましょう。

⑥薪割り

薪割りは一番楽しい作業です!

薪割りには色々な方法があります

 

  • 斧(おの)・・・昔ながらの薪割り方法。筋トレにも!とにかくマッチョになりそうです。
  • エンジン式手動薪割機・・・棒を前後に動かして、エンジンの力で木を割っていきます。簡単に薪割ができるため、女性や子供でも楽しく薪割りが可能です。
  •  大型薪割機・・・大きな斧で上から下りてきて、割れるので、気分爽快です。

最近、初めて大型薪割機を使い一気に生産量を上げることができました。(1日で軽トラ10杯分割りました)

⑦薪の乾燥棚へ

薪の中にいる虫達を外に出す為に、1週間ほど外で放置します。虫はポカポカの日光に当てられ、暖かさで外へ出ていきます。
その後、薪を風通しの良い屋根の付けた乾燥棚へ入れ、約1年程乾燥させていきます。
薪の乾燥具合を乾燥チェッカーを使って確認し、最適な状態にします。

⑧お客様のお手元へ

薪を軽トラに平積みの状態です。

さぁお待たせしました!いよいよお客様のもとへお届けできます!

1台単位で販売し、お客様の元へお届け可能です。

火持ちの良い広葉樹の薪は特に重く、配送後薪棚へ入れるだけでも一苦労ですよね。
そんな場合でも安心です!お客様の薪棚へ直接納品させて頂きますのでご安心ください。

その他、薪ストーブや焚き付けのことなど・・・もしわからない事がありましたら、配送時お気軽にお声がけくださいね!お客様との会話も楽しみの一つです。

お届けできることを楽しみにしております!