薪ストーブユーザーの皆さん、こんにちは!
今回はどうしても避けては通れない薪ストーブの「メンテナンス」についてです。
メンテナンスは大事とわかっているけど、どうしてもめんどうで後回しにしてしまっていませんか。ところがそのメンテナンス。意外と簡単なんです!どうやってメンテナンスするのか、紹介させていただきます。
こんな人に読んでほしい!
- 薪ストーブを始めたばかりでメンテナンス方法が分からない
- どのようなものを揃えたらいいのか分からない
- できるだけ簡単にメンテナンスしたい
- 薪ストーブを日頃からキレイに保ちたい
やっぱり薪ストーブを使うからには避けて通れないメンテナンスの道…
ストーブトップの掃除
薪ストーブ表面はどうしても灰が付いて真っ白くなったり、油・水などが付着して汚くなります。長期間そのままにしておくと、サビの原因になるので早めのメンテナンスが必要です。
「ストーブトップ」メンテナンス方法
本体表面を『ストーブポリッシュ』で磨いていくんです!(簡単に言うと…黒の革靴を黒墨で磨くメンテナンスと一緒!)
①薪ストーブが冷えていることを確認して、表面の汚れをワイヤーブラシで軽く擦る。
②ストーブポリッシュを薪ストーブ表面に均一に塗る。
③ブラシやウエス(いらなくなったTシャツなどを切ったものでOK)で擦るだけ!
※ポリッシュが手に付いてしまうと、なかなか取れないのでゴム手袋などを使うといいです!
- ストーブポリッシュはケチらず多めに使うこと!
- ウエスで表面を擦る時、力を入れてゴシゴシ擦ること!
ドアガラス部分の掃除
薪ストーブ正面ドアには、必ず耐熱性ガラスを使った扉が付いています。
ドアガラスから見える癒しの炎を、できるだけきれいに保って鑑賞したいですよね。
しかし、火を焚いていくうちにドアガラスもススなどで黒ずんできます。せっかくの炎が見えなくなってしまいますので、こちらも随時のメンテナンスがおすすめです。
また、燃やす木の種類によってすぐに黒いススが付着する場合もありますので、気を付けたいです。
「ドアガラス」メンテナンス方法
そこで登場するのが、ドアガラス用『ガラスクリーナー』です!
ガラスクリーナーは「スプレータイプ」と「液状タイプ」があります。
頑固な汚れには液状タイプの方がよく取れます。今回はガラスにススが多く付着していたので、「液状タイプ」を使いました。
ドアガラスに灰や黒いススが付着しています、まずはドアガラスが触っても熱くない程度に冷めてから始めます。
ウエス(いらなくなったTシャツなど)や柔らかいタオルに、500円玉位の大きさの液体を出してガラス表面をゴシゴシ擦ります。
ガラスの汚れがスッキリ取れて透明になりました、これで薪ストーブの炎もキレイに見えますね!
ピッカピカ~♪
- ドアガラスが十分冷めてから優しく擦ること!
- 頑固な汚れには、『液状タイプ』のガラスクリーナーがおすすめ!
天板のサビ取り
薪ストーブユーザーで天板の上に、お鍋やケトルを置いているって方多いですよね!
そうすると、どうしても水などが天板にこぼれてしまう時があります。
こぼして少し時間が経過すると、天板部分は表面塗装していないので、サビがすぐ発生してきます。
「天板」メンテナンス方法
天板のメンテナンスには、簡単にサビがとれる KURE『サビ取り クリーナー』を使用します!
作業は簡単!
①ジェルを直接サビ部分に付けて2~3分待ちます。
②ワイヤーブラシでサビ部分を擦る。
キレイにサビが取れます!
さらにサビが付きにくくするメンテナンスに、ご家庭によくある潤滑油&防サビ効果のある『KURE 556』をひと吹きしてあげるといいでしょう
サビは湿気を大変好みます。長期間薪ストーブを使用しないときは必ず、全て灰を取り出しておきましょう!
- 水等が天板にこぼれた時にはできるだけ早く拭こう!(火傷に注意)
- サビは湿気が大敵!
- 防サビ効果のある潤滑油:KURE 556をひと吹きしよう!
- シーズンオフは、灰を残しておかない。
耐熱レンガ・タイル床の汚れ
薪ストーブ周辺は、耐熱レンガとタイルが敷いてあります。
特にタイルは水滴や薪に付いた木くずの汚れなどで汚れが目立ってきます。その度に、水を撒いて、デッキブラシでゴシゴシ・・・そんなことは手間がかかり、とてもできません。
そんな時は簡単に汚れを取るのに、おすすめな方法があります!
「耐熱レンガ・タイル」メンテナンス方法
薪ストーブ周辺のメンテナンスは、どの家庭にもある『食器用中性洗剤』と『使用済み歯ブラシ』を使用します!
①ほうきでゴミを取り除きます。
②洗剤を少し水で薄め、使用済み歯ブラシを使ってタイルの目地や表面をゴシゴシこする。
③濡れたウエス(古布)でふき取るだけ!
タイルは表面がザラザラしていて雑巾では拭きにくいので、使用済み歯ブラシが活躍します!
- 使用済み歯ブラシをゴシゴシ使って再利用!
- 頑固な汚れには、研磨剤が含まれた歯磨き粉で優しく磨く!
結構汚れていてびっくりでした!!AFTERはこちら👇
燃え残った灰は捨てる?
薪ストーブを使用し始めた当初、炉床の灰まで全て取り除いて捨てていました。灰が残っている状態って気になりますよね。できるだけきれいに保ちたいですから。
しかし、それは間違いだったのです!
炉床の灰にはこんな効果があった!
炉床の灰があることで、夜通し火種を生かしておくことができます。
蓄熱効果もあり、毎朝着火で苦労せずに済むのです。
ちなみに朝まで火種を残すおすすめな方法があります👇
✔ 寝る前に太めの薪を1本を炉内に入れる
✔ 空気量を最小限まで絞る
灰を再利用してみよう
灰には、豊富なリン・酸化カリウムが含まれています。
家庭菜園やプランターでお花を育てているのであれば土と一緒に混ぜてあげると植物が元気に育ってくれます。
土壌に混ぜ込むだけで立派な肥料!善玉菌が活性化して、病気や害虫に強い作物の栽培効果にもなります。そして農薬を使うのも防げるのです。
残った灰もうまく活用して、環境にも優しいストーブライフを送りたいですね。
まとめ
今回は日常で行うメンテナンス方法をご紹介しました!
日常メンテナンスの中でも特にドアガラスの汚れは頻度が高いので、是非実践してみてください。意外と簡単に短時間でできるメンテナンスなので、スキマ時間に実践しやすいと思います。
「メンテナンス=面倒くさい」イメージはありますが、まずは難しく考えなくても大丈夫です。薪ストーブを大切にする気持ちで日頃のメンテナンスを行ってくださいね!
シーズンオフ前のメンテナンス方法も、後日改めて記事にしたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました