こんにちは、薪屋さんのごめさんです!
今日は薪に使っている火持ちの良い木々の見分け方を調査します!
何気なく薪ストーブに使っている薪になる木を知ることで、火持ちの違いや行く先には森林保護等も関心を持ってほしいと思っています。限りある自然の中で一緒に共存していく。
針葉樹・広葉樹までは知っているけど木の種類までは知らないなぁ…
近くの森を歩いてみよう!
近所に山や公園などがあればちょっと散歩をしてみてください!
きっとそこには何かの木が植えてあるはずです。
まず木の葉を拾ってネットで調べてみてください…どんな木の葉だろう?
正直、ひとつひとつ木の種類や成長が違います。
私は薪を自分の手で作るようになってから初めて木に興味を持ちました…え!遅いだろって。
それまでは広葉樹?針葉樹?どこがどう違うか分からないレベルでした!泣
木は樹皮の模様や葉の形・匂いなど…今は森を遠めに見るだけで広葉樹・針葉樹などが見分けがつくようになってきました。
赤く〇を付けた部分は薪に適した広葉樹、他は松などの針葉樹ですね。
広葉樹の代表的なクリやドングリなどですが、今の時期はちょうど実が付いているのでとても見つけやすいです!
子供と一緒ならドングリ集めや栗拾いを楽しんでもいいかもしれないですね。
広葉樹とは
広葉樹は、薪ストーブ用の薪に一番適した木です!
こちらは広葉樹で代表的なナラの木↓↓↓ 細長い葉が下に垂れているのが目印!
広葉樹の薪は…
木が堅く繊維が細かく、薪ストーブで燃やした時に火持ちが大変良くて灰が少ないく煙突にも優しい。
薪として使うまでの乾燥期間が長くかかる・薪ストーブの炉内を高温にするまでに苦労するというデメリットもあります。
その広葉樹を簡単に見分けるには…『葉の形』
写真は広葉樹の中の「栗」… 細長い葉、緑が濃い、葉の外がトゲトゲしている。
薪にすると他の広葉樹と比べると乾燥が早く燃えやすく、薪ストーブ初心者には火を扱いやすい薪です!
針葉樹は「松」のようにチクチクした針のような細くて小さな葉になります。ヤニが多く薪として敬遠されがちですが、実は細く割って焚き付け用として使うには最適なんです!
葉を見比べてみよう!
拾ってきた葉をテーブルの上に置いて形を図鑑片手に観察してみると…
さて問題! どの木の葉か分かりますか?(制限時間3分)
A.コナラ B.クヌギ C.ドングリ D.クルミ
どれも広葉樹ですが、右側の2つは似ている葉でなかなか分かりませんよね…
答えは… 左側からD → C → A →B
どうでしたか?葉を見るだけで見分けるって難しいですよね。ナラとクヌギは私も見分けるには苦労してます。
薪の表面で見分ける方法
薪に代表的な広葉樹 『コナラ』
表面の割れ目が大きくゴツゴツ感が大きく、割れ目には少し赤色が混じっています。独特の香りが強く、樹皮に鼻をつけると香りで分かります。
火持ち
入手度
価格
広葉樹の王様 『クヌギ』
幹の表面はゴツゴツがありますが、コナラと比べると細かいです。(素人では判断難しいかも…)割れ目の奥は薄ピンクにような色になっています。樹皮の香りはほぼありません。
クヌギは広葉樹の中で一番堅く、コナラよりも希少価値が高く市場にあまり出ません。
火持ち
入手度
価格
リーズナブルな広葉樹 『クリ/ドングリ』
表面のゴツゴツ感はほとんどありません。割れ目が他の広葉樹と比べると多く、割れ目の中は白くなっています。樹皮の匂いよりも栗の花の匂いの方が強い…
広葉樹の薪として安価で手に入りやすい、乾燥期間も短いのが特徴です。
火持ち
入手度
価格
番外編…燃えやすい広葉樹 『クルミ』
クルミは葉っぱが大きく広葉樹の中でも油分が多く燃えやすいです!枯れ枝を乾燥させて麻の紐で縛って焚き付けにすると最高ですよ。薪にするとすぐに高温になりますが、火持ちはイマイチです。
火持ち
入手度
価格
薪となる原木を仕入れる際には、ナラの木かどうかをトラックに載せる前に必ず一本ずつ樹皮を確認してから仕入れていきます。匂いなどでも確認しながら…もう職人の域ですね。
木のプロも間違える時もあります…
広葉樹の王様の「クヌギ」が原木の中に入っている時はラッキーって感じてしまいます!
今度、みなさんも薪の中から王様の「クヌギ」を見つけてみてください!
まとめ
今回の記事で少しでも木に対して興味を持ってくれたら、私としては大変嬉しいです!
私は『薪=燃料としてみるのではなく、薪=癒しの種』として考えています。
薪の1本1本を大切に使って、自然と共存する気持ちが生まれてきますよね。
さて次回はいよいよ薪の配達がスタートする記事をアップしたいと思います
みなさん、楽しみに待っててくださいね!
https://326-woods.com/2021/02/12/cutwoods/